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ステンレス相場価格の上昇!基礎知識編

ステンレス相場が上がり続けていますねぇ。。。なぜ、ステンレス相場は価格高騰が続いているんでしょうか?そもそも、ステンレスとは何か?ステンレスとは8%以上のクロムを含ませた合金の総称です。鉄に比べてクロム酸化物の薄い膜が覆っているので、保護されているので酸化しにくく、ステンレスは光沢を保ちやすい特性があります。しかし、ステンレスは一般的な俗称であり他にも「サス」とか「ステン」と呼ばれたりすることがありますが、正式にはステンレス鋼といいます。JIS規格でステンレス鋼は5つに分類されています。マルテンサイト系ステンレス鋼、フェライト系ステンレス鋼、オーステナイト系ステンレス鋼、オーステナイト・フェライト系ステンレス鋼、析出硬化系ステンレス鋼です。最も流通しているステンレス鋼はオーステナイト系のクロム(18%)ニッケル(8%)の通称18−8ステンレス 鋼です。その中でもステンレスとしては、SUS304が最もポピュラーです。

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ステンレス相場価格の上昇は中国?!

ステンレス相場価格の上昇はなぜ起きているのでしょうか?その一つの原因・理由はステンレスを製造するときに使用するニッケルの相場価格が上昇していることがあります。ニッケルを多く使用するオーステナイト系ステンレス鋼の相場価格は2005年当時と比較して2倍以上に高騰したと言われています。また、中国でのステンレスに対する需要過剰という問題があります。ステンレス相場価格が上昇している最も大きな原因は中国市場の拡大です。2008年の北京オリンピックを控え現在も中国では建設ラッシュが続いています。もともと中国人はキラキラと光るものが好きな特性があります。そんな中国人の特性に合っているのが錆びないステンレス鋼なのです。中国では地下鉄本体も車内の装備品もステンレスが使用されていますし、中流階級以上の人々には日本円で20万円以上もする高価なステンレス製のキッチンが大人気です。今も年11%以上も経済成長している中国の発展がステンレス相場価格を上昇させているのです。

ステンレス相場価格の上昇は続く?!

ステンレス相場価格の上昇の大きな原因の中国ですが、中国はステンレス需要が逼迫しているだけでなく生産量も世界一となっています。しかし、中国製のステンラスパイプを始めとするステンレス製品は未だに粗悪品も多く錆びないはずのステンレス鋼が錆びしてしまうという品質の劣化が多くなってきてしまっています。また、極端に中国でステンレスを過剰に生産することで需要と供給のバランスが崩れステンレス相場価格の急激な下落を危惧するエコノミストもいます。ステンレス鋼の急激な相場価格の乱高下問題・品質の劣化問題は今後の日本経済・世界経済に与える大きな要素となってしまいそうです。このまま、ステンレス相場価格の上昇が続くと、これまでも多く報道されていますが、ステンレスパイプの盗難事件は続きそうです。駐車場の車止めとして使用されていたステンレスパイプの盗難には注意が必要です。まだステンレス相場価格の上昇は続く見込みですが、急激な価格下落にも細心の注意が必要ですね。

Copyright © 2007 ステンレス相場価格について